ビルオーナーが教える「内見前に知っておきたいオフィスビルの選び方」

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オフィスビルの選定

オフィスの移転に際し、企業の担当者の皆さまは仲介業者や移転コンサル業者に依頼し(または独自に)候補物件の選定を行います。通常、まずは移転企業のおおまかなニーズ(エリア・規模・予算感など)に伴った物件の通称「マイソク」と呼ばれるペーパー資料等の提供を受けることとなります。
そこで、企業担当者の皆さまは希望に合うものかどうかの第一段階選定を行います。世の中のオフィス物件情報は日々更新されますので、検討期間中に新たな追加候補物件が随時提供されてきます。

そんな中、おおむね希望ニーズに合致するものが3~5件出てきたところで、仲介業者等から「内見」の提案がされます(「内見」とは、実際に仲介業者等によりオフィスビル現地を見学することであり、第二段階選定といえます)。
ここで、多くの場合、1度に(1日に)に3~5件の内見を提案されるのですが、それにはある理由があります。

良い意味では、一度に効率的に物件を見て回ることによって時間短縮になりますし、企業担当者に手間をかけさせないといった効果があります。同日に様々な物件を見ることによって、比較検討がしやすく、決定へ向けたプロセスが作りやすいといったメリットもあります。
ただし、同時にこれは仲介業者等側にもメリットになります。一度に企業に複数物件をご提案することで、仲介業者側にも時短メリットとなります。仲介業者の収益は、実際に企業が移転してはじめて(=賃貸借契約が締結されてはじめて)成功報酬として仲介手数料を受け取れますので、より少ない時間労力で収益を上げるためには、その様な効果を求めることはある意味しかたのないことでもあります。

内見は1件だけでもいち早く!

しかしながら、前述のようにオフィスビル情報は、一日一日ごとに日々更新されます。星の数ほどある日本のビルにおいて、日々入退去が行われているからです。
オフィスビル情報は「生き物」であり、「鮮度が命」といわれており、新しい情報にいち早く触れて企業に提供できるかが仲介業者等の使命ともいわれております。それは、オフィスに同じものは二つとないからです。たとえば、同じビルでも2階と10階では、階段利用の利便性や、採光の面など、大きく違いがあります。簡単に言いますと、希望物件には「一番手にツバつけないと入居できない」のです。
そういった市場の理屈からすると、「これは!」と思った物件が1件でも出てきた時には、「いち早く内見する」ことをお勧めします。

もちろん、仲介会社等は悪意をもって候補物件が複数たまるまで待たせているわけではないので、1件でも気に入った物件が出てくれば内見をセッティングしてくれるはずです。(ある意味、ここで対応が悪い仲介業者は、企業寄りではないのでは?というふるいにかけることもできますよね)

「内見」はもちろん無料です(交通費などはかかると思いますが)。見るだけはタダです。誰よりもいち早く「見る」とこが、より希望のオフィス移転を実現するカギだと思います。
ビルオーナーとして「二番手に申込をして涙をのむ優良企業様」を何社も見てきました。ぜひ、希望のオフィス移転実現の為に、積極的に一番手「内見」をしましょう!