株式会社ビーキャップ代表取締役社長 岡村 正太 様  

株式会社ビーキャップ
代表取締役社長 岡村 正太 様

“敷金としてキャッシュを寝かせるのではなく、事業に投資した方が良い”

“あらゆる現場を可視化する”というミッションを掲げ、
IoT(クラウド)サービスの企画・開発・運営を行う「株式会社ビーキャップ」

今回、本社移転時に「敷金フリーオフィス」に入居した経緯や感想についてお聞きした。


―今回、「敷金フリーオフィス」にご入居いただいたことで浮いた資金はどのように活用されましたか?

“敷金のセーブが会社の成長に繋がりました”

当社はITサービスの会社なので、システム開発への投資と開発のための従業員を雇用できました。

また、当社が提供するサービスの主軸は従業員の位置情報の可視化ですが、
最近ではボックス席やウェブ会議ができるブース席の予約ができる機能の開発要望が増加していました。
そういった新機能の追加開発にも投資することができました。

本来支払うはずだった敷金をセーブできたことで、当社自身も成長へ投資できる機会になりましたし、
利用してくれているお客様の要望に素早く対応できたのはかなり良かったですね。

会社を運営するためのキャッシュアウトはなるべく抑えたいですし、
敷金のためにキャッシュを調達してまでオフィスの初期投資に充てるより、
自分たちの事業の収益となるサービス側にキャッシュを使った方がいいと思います。

―御社の事業内容を教えてください

当社はミッションとして、「あらゆる現場を可視化する」を掲げており、
ビーコンやセンサーを使って、ヒトやモノの動きを可視化するサービスを提供しております。
また、サービスだけでなくデータを活用したシステム開発も行っております。

その中でも、メインサービスはオフィスや病院・工場・倉庫などの様々な現場で、
ヒトやモノの所在地を可視化する『Beacapp Here(ビーキャップヒア)』です。

働き方の変化から、誰がいつ、どこで働いているのかが把握しづらい中、
「ビーコン(Bluetoothの電波を発信する小さな端末)」を使うことで
従業員のオフィス内での位置情報を可視化して、共有することができます。

コロナ禍を経て「在宅」か「出社」を自由に選択できる働き方へと変化し、
また、フリーアドレスによりオフィス内にいても自由に勤務場所を選ぶことができるようになったことで、
従業員の出社状況や、外出有無が把握しづらいという課題が生まれ、当社サービスのニーズが増えてきています。

―事業を始めたきっかけを教えてください。

初めは、「ビーコン」という技術を使って何かできないか、大企業と試していたことがきっかけです。
2015年頃に、とある大企業でフリーアドレスを試してみた時、
誰がどこにいるかわからなくなってしまったというご相談をきっかけにビーコンを試験的に導入していただきました。

ただ、当時はフリーアドレスがまだ浸透しておらず、位置情報を必要とする人が少なかったため
試験運用で終了したのですが、昨今改めてフリーアドレスが注目され、
誰がどこにいるかわからないという課題が大きくなり、当社も本格的にサービス展開することとなりました。

―競合他社との違いや御社の強みを教えてください。

“屋内位置情報サービス、導入者数No.1”

競合サービスが急増する中、当社は「導入しやすく、長く使い続けられるもの」という信念を大事にしており、
低コストでの提供、既存顧客へのフォローアップに注力しています。

世の中には様々なシステムがありますが、全機能を使いこなせている人はほとんどいないと思います。
当社は開発するだけでなく、それを長期にわたって使い続けてもらうところまでが価値だと思っているので、
「導入しやすく、長く使い続けられる」サービスとして、初回導入キャンペーン実施や、
定着化を目的としたカスタマーサクセスチームによる支援に注力しているのが、他社との違いだと思います。

その結果、2022年11月に実施された(株)東京商工リサーチの調査では、
オフィス向けの屋内位置情報サービスでは導入社数がナンバーワン になりました。
おかげさまでリピーターも増えてきていると実感しています。

―今後、どういった事業展開をされていくのでしょうか。

特に長時間労働になりやすい現場で、より短時間で働ける、
効率化できるサービスとして使ってもらえれば嬉しいですね。
医療現場の残業問題などもシステム上の管理で、より改善できると思います。

物流ドライバーも同様、今後の人手不足問題に備え、
人力の部分に関しては効率的になるようにデータ化して記録を残し、
そのデータを活用した働き方改善サービス等を充実化させていくことが今後の展開になると考えています。

動きの可視化で効率化できる事は様々な場面にあり、全社員の無駄な時間を削減するとかなり莫大な時間になります。
現場をデータ化することで、可視化による無駄な時間の削減、コミュニケーション強化による離職率減少など、
さまざまなイノベーションが起きやすくなるのでそこに注力していきたいです。


―ここからは「敷金フリーオフィス」を知ったきっかけを教えてください。

今回の移転を検討し始めた当初から、初期費用を抑えたいという考えはありました。

候補物件の初期費用とトータルコストを比較すると、やはり初期費用の大きさが気になっていました。
その時に仲介会社の担当者から、「敷金0円で入居できます」と紹介してもらったのが、
今入居しているこのオフィスでした。
その一言で、 この物件を第1候補で検討することになったことを覚えています。

―移転の初期費用を抑えたかったとのことですが、「敷金」に対してどのように感じていましたか?

“ 保証に置き換えることで現金預託の必要性はなくなる”

「敷金」自体は、退去時に原状回復するものとして支払うのが当たり前だと思っていましたが、
そこに対する保証があるのであれば現金で預ける必要はないと思います。

特に、当社はサブスクリプション型サービスを提供しているので、
初期導入費はあるものの利用料は月額課金モデルになっています。
うちのビジネスモデルで考えた時、月々の賃料は固定費なので問題ないですが、
「敷金」という一時的な支出のインパクトはかなり大きく、その分をどこで回収するかという問題もありました。

移転の初期費用を抑えられ、キャッシュフローの観点から見てもベストな選択だと判断し、
敷金フリーサービスの導入を決めました。
また、保証料に対するハードルはなく、初期費用が抑えられるのであればという気持ちの方が大きかったです。

―ありがとうございます。最後にサービスをご検討されている企業の皆さまに一言いただけますか。

“ より良いオフィスに移転するチャンスを得られる ”

そうですね、とにかくオススメします!!

例えばメーカーだと製品を作るのは工場ですが、ITのサブスクリプションサービスを作る場所はオフィスなので、
私たちITサービス提供会社にとってオフィスへの投資は重要で、そこでのコミュニケーションが
どれだけ生まれるかがサービスの質にも繋がってきます。

なんとなくギクシャクしていたり、雰囲気が悪かったりすると良いサービスは生まれず、
各部門がコミュニケーションを取って会話を交わすことで、より良いサービスが提供できると思います。

日商保のサービスを使うことでオフィスの初期投資を減らすことができ、
より良いオフィスに移転するチャンスを得られると思います。
非常に素晴らしいサービスだと思います。

ありがとうございます!
移転の初期費用を減らして、どんどん投資してもらって、いいサービスを、いい事業を作ってほしいというのが

弊社の思いでもありますので、そういった企業さんにたくさん使ってもらえるように頑張っていきます

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