【オフィスの選び方】コアワーキング・シェア・レンタル・SOHO・賃貸どれがおすすめ?

会社を起業するにあたり、オフィスの選び方で悩む人も多いのではないでしょうか?

近年のオフィス形態は賃貸オフィスだけではありません。
コアワーキングスペースをはじめ、SOHOオフィス、シェアオフィス、レンタルオフィスなど、
賃貸オフィスよりもコストを抑えて利用できるオフィスが様々あります。

その中から、自分の会社に合うオフィス形態を選ぶことは、
ビジネスを成功させるために非常に重要な要素となります。
この記事では、オフィスの選び方や、それぞれのオフィス形態にあるメリット・デメリットについて紹介しています。

目次

オフィスの選び方基本のポイントは?

オフィスの種類や選び方について解説する前に、まずはオフィス選び全般のポイントをご紹介していきます。

ポイント(1)ムダなコストは使わず借りる!

オフィスを借りる際は、必要なコストを見極めることが大切です。
起業したばかりの企業であれば、なおさら費用を抑えるのは当然です。
高すぎる家賃や敷金に、大切な会社の資金を割かれてしまうのはとても勿体無いことです。

無駄なコストを使わずオフィスを借りるようにしましょう!
目安として、敷金は3~4ヶ月まで。坪単価が1万円を超える場合であれば見直したほうが良さそうです。

ポイント(2)退去や移転に制限がないオフィスを選ぶ

企業は、急激な成長を遂げる可能性を秘めています。

あなたの会社も1年後はどのような規模まで成長するかわかりません。
会社が急成長し規模を広げようとした際に、退去・移転がすぐにできないことは致命的です。

いくら固定費が安いオフィスであっても契約期間が長いオフィスは避けたほうが無難です!安易に契約を結ぶことがないように気を付けましょう。

ポイント(3)必要なサービス・設備を確認する

例えば「日当たりがよく、活気のある場所」か「男女トイレ別か」など、
必要最低限の設備はしっかり確認しましょう。

使いにくかったり、暗いオフィスであると会社の雰囲気は悪くなりますし精神的にも滅入ります。
賃料の節約も大切ですが、雰囲気やオフィスの衛生環境が整っていることは仕事の効率にも影響大です。

オフィスはビジネス規模に合わせてステップアップしよう!

起業時に探したオフィスが、1年後に最適なオフィスとは限りません。
スタートアップ企業が急成長し、スペースをはみ出す可能性もあります。
そうなってほしいと願うのは当然ですよね。

会社規模に合っていない、狭いワークスペースに閉じ込められながらの仕事は苦痛です。
会社の成長に合わせて、オフィスの規模や形態を上手にステップアップしていくのがおすすめです。

オフィス選びのよくある失敗例とは

例えば、外観のおしゃれさに惚れて家賃高めのオフィスを借りたけど、
来客対応が全く必要のないビジネスだったとしたら、それは無駄なコストを使っていることになります。

逆に、利益に対するコストを気にしすぎて、グレードが低すぎるオフィスを借りてしまうと、
お客様がビルまで来て『今日のお約束はお断りしたいと思います』と言われたりすることもあるかもしれません。

<失敗しないオフィスの選び方>
上記のように、ビジネスに合ったオフィスを選ばなかったために、
悪影響が出てしまったというケースは少なくありません。
対外的な見栄がビジネスでは重要となる業種もあります。

もちろんビジネスですから、メンツを気にするのは悪いことではありません。

しかし、売上に見合わない賃料は業績が悪化した時にビジネスが立ちいかなくなる原因となります。
事業が縮小すればオフィスを移転せざるを得ない状況に追い込まれてしまうかもしれませんし、
大切な取引先に悪いイメージを与えてしまうことに繋がりかねません。

ビジネスは深い部分では人と人との繋がりで成り立っています。
簡単なことで信用を失い、取引先との縁が切れてしまうこともあるのです。

ビジネスに必要な部分にはコストをかけ、必要ないものにコストはかけないようにするという
視点が「失敗しないオフィス選び」のポイントです。

会社の規模とオフィス形態の目安

オフィス選びは会社の成長や人数規模に合わせて、種類を使い分けていくことが賢い方法です。
では、具体的にどのような基準でオフィスを選んでいけばよいのでしょうか。

以下に会社の人数規模と選ぶべきオフィスの種類を表にしました。
これが正解とは限りませんが、ひとつの目安として参考にしてください。

会社の規模オフィスの種類
1~2人規模コアワーキングスペース
シェアオフィス、SOHO
5人規模レンタルオフィス
サービスオフィス
10人規模賃貸オフィスビル(坪単価2万円未満)
20人以上~駅近オフィスビル(坪単価2万円以上)

最近では、おしゃれで立地の良いシェアオフィスやレンタルオフィスが数々オープンしているため、
それらを利用していた企業が成長し、駅から距離のある坪単価低めの賃貸オフィスビルに移るのは
少し抵抗を感じるかもしれません。

しかし、人数や規模が大きくなると共有スペースの利用頻度や会議の回数など、
レンタルオフィスのサービスではスペース面でもコスト面でも使いずらくなっていきます。
ご自身の会社の成長に合わせて、適宜オフィス選びを見直していくことが大切です。

おすすめのオフィス形態6選!特徴や選び方を徹底解説!

ここまで会社の人数やビジネス規模に合わせてオフィス選びをしましょう。ということをお伝えしてきましたが、
ここからは、オフィスの形態(種類)別にそれぞれのメリットやデメリット、選び方をご紹介していきます。

オフィスの選び方(1)【レンタルオフィス】とは?特徴や選び方を解説!

レンタルオフィスとは、賃貸オフィスビルや貸事務所に比べて遥かに低予算で借りることができます。
そのため、近年起業家やスタートアップ企業の間でも利用者が増えています。

レンタルオフィスは「すぐに使える状態」でオフィスを借りられます。
内装や必要什器、通信インフラといったオフィスを新設する際に必要となる設備がすでに整った状態であるため、
イニシャル時の時間や手間を大幅にカットできるのが特徴です。

また立地が良い条件のオフィスが多く「月極」や「時間貸し」といった短期間での利用も可能となっています。
レンタルオフィスのデメリットとしては、企業としての信頼度は賃貸オフィスと比べると、やはり劣る点があります。

料金面でもレンタルオフィスはオプションが細分化されているため、
利用したいサービスによっては割高になってしまう可能性もあります。

レンタルオフィスの特徴【メリット】

  • 立地条件がいい
  • すぐに使える状態で借りられる
  • 低予算でオフィスに必要なものが揃えられる
  • スペースが個別で区切られているため自由度が高く、セキュリティ面も安心
  • 短期間でも利用が可能
  • オフィスの移転・引っ越しに関しても非常に柔軟に対応できる
  • 法人口座の開設ができる
  • 法人登記が可能な物件も

レンタルオフィスの特徴【デメリット】

  • 自社オフィスに比べて信用度は低い
  • 大きなスペースや在庫を必要とする業種には向いていない
  • オフィスサービスの水準が低い場合がある
  • 料金が割高になる可能性がある
  • レンタルオフィス事業者が廃業する可能性がある

レンタルオフィスの選び方

レンタルオフィスの料金は、利用できるサービスや、運営事業者によって設定が違います。
よく検討して選ぶようにしましょう。
取り扱うサービスによっては質が低く、希望に合う使い方ができないというケースもあります。
例えば、

  • 法人登記をしたい
  • 24時間使えるデスクが欲しい
  • いつでも使える会議室が欲しい
  • 秘書サービスを使いたい
  • 来客対応用にそれなりのグレードの会議室が欲しい
  • 住所利用だけでなく定期的にデスクワークスペースを使いたい

など、自社が求めるサービスとその質を確認して選びます。

オフィスの選び方(2)【バーチャルオフィス】とは?特徴や選び方を解説!

レンタルオフィスの環境からワークスペース(オフィス)を除いたもので、
業務に最低限必要な住所や電話番号などをオフィスに入居せずに借りる形態です。

郵便物や電話が、バーチャルオフィスに届いた場合は、
あらかじめ指定した住所や電話番号に転送される仕組みになっています。

また運営事業者によっては、オプションとして会議室やビジネスブースなどを利用できるバーチャルオフィスもあります。

バーチャルオフィスの特徴【メリット】

  • イニシャル及びランニングコストの削減
  • 都心一等地での登記が可能
  • 自宅住所での登記を回避できる
  • オプションで会議室利用も可能

バーチャルオフィスの【デメリット】

  • 法人口座の開設審査が厳しくなる
  • 郵便物や電話連絡の受け取りにタイムラグが生じる
  • 事業によっては公的証明書の許認可が下りない場合がある
  • オフィスで柔軟な来客対応ができない
  • 住所からバーチャルオフィスであることを特定される

バーチャルオフィスに向いている業種は?

では、どのような人がバーチャルオフィスに向いているのでしょうか?

  • 自宅やクライアント先で作業することが多い業種
  • 自宅で登記することができない方
  • 都心部の住所でブランディングしたい方
  • プライバシーを確保したい方(特に女性)

物理的な作業スペースは自宅やクライアント先に確保しているので必要ないが、
その場所で法人登記ができない方にとってバーチャルオフィスは最適です。
例えば、自宅がマンションで規約上法人登記ができないケースにも適しています。

また、ビジネスを大きくしていきたいという人にとっては、
都心部以外の住所はローカル感が出てしまいブランディング的にはあまり好ましくありません。

例えばWEB制作会社などの場合、発注は全国からもらうことが可能だと思いますが、
地方の会社に別地方の会社が発注するということは、よほどの独自性がない限り難しいでしょう。

しかし、バーチャルオフィスで都心に住所を持っていれば相手方が都心に出てきて打ち合わせをするということは十分に考えられます。
こういうことを見越してバーチャルオフィスを利用するのもひとつの戦略です。

バーチャルオフィスに向かない業種は?

便利なバーチャルオフィスですが、利用がしにくい業種や職種もあります。
例えば、クレームがつきやすいビジネスに関しては、
トラブルを未然に防ぐという観点からバーチャルオフィスの審査でNGとなるケースが多いようです。

また「金融業・古物商・派遣業・飲食業」などといった許認可を受ける必要がある業種・職種は、
一般的なバーチャルオフィスでは審査でNGとなるケースが多いので知っておきましょう。

オフィスの選び方(3)【シェアオフィス】とは?特徴や選び方を解説!

シェアオフィスとは複数の利用者がフリーアドレス方式で作業環境の整ったワークスペースを
「シェア」するオフィス形態で、使用料金は家賃ではなく「利用料」という形で請求されます。
フリーランサーやノマドワーカーの利用が多く、利用者同士の繋がりを期待する人も多いようです。

近年はカフェ形式、育児スペース完備など、個性的な形態のシェアオフィスも多数見受けられるようになりました。
十分なスペースは必要ないけれど、業務のための拠点づくりを考えている場合におすすめの形態です。

シェアオフィスの中でも、よりコミュニティの側面が強いものは、
後に紹介する「コワーキングスペース」と表現されています。

シェアオフィスの特徴【メリット】

  • 低コストでオフィス設備が手に入る
  • 立地条件が優れた物件が多い
  • 登記場所にすることができる
  • 打ち合わせスペースがある場合も

シェアオフィスの特徴【デメリット】

  • 機密情報やセキュリティ面に不安
  • 共有スペースを利用するため騒音面に難あり
  • 事業によっては公的証明書の許認可が下りない場合がある
  • 固定電話回線や広いスペースが必要なビジネスには適していない

シェアオフィスに向いている業種は?

シェアオフィスの利用に向いているのは、個人や少数のチームで業務を行う業種です。
オフィスを賃貸するほどではないが、自宅以外の場所で仕事をするスペースがほしい人に広く利用されています。

コンサルタント業や、ネット関連の事業、アウトソーシングなど、多くの資料を持ち歩かなくても、
PCなどで業務を行うことができるような業種に向いています。

オフィス選び方(4)【コアワーキングスペース】とは?特徴や選び方を解説!

複数の利用者がフリーアドレス方式で作業環境の整ったワークスペースを
「シェア」するオフィス形態で、使用料金は家賃ではなく、利用料という形で請求されるのは、
ひとつ前に紹介した「シェアオフィス」と同じです。

コワーキングスペースはドロップインとよばれる、
カフェのように一時的に利用できるサービスを提供している点が大きな違いといえます。

また、多くの人物や様々な業種との交流が活発で、コミュニティ形成の要素を大きく持つのが、
コアワーキングスペースの特徴です。
人脈を広げたい、スタートアップ期の起業家には非常にメリットといえる環境です。

コアワーキングスペースの特徴【メリット】

  • 初期費用が削減できる
  • ビジネスに必要な設備を備えている施設が多い
  • 他の利用者との交流によってアイデアや人脈を広げる事ができる

コアワーキングスペースの特徴【デメリット】

  • 機密情報やセキュリティ面に不安
  • 共有スペースを利用するため騒音面に難あり
  • 事業によっては公的証明書の許認可が下りない場合がある
  • 固定電話回線や広いスペースが必要なビジネスには適していない

コアワーキングスペースの選び方のポイント

コミュニケーションが活発なコワーキングスペースでは、利用者同士で切磋琢磨し、そこから新しいビジネスや人脈を広げることができる点も大きな魅力のひとつです。最近では、業界や職種に特化したコワーキングスペースも増えてきています。例えば、WEBクリエイターやフリーランスといった業種に特化したコアワーキングもあります。年齢や性別、国籍にとらわれることなく、自分の思いや考えを素直に発信できる環境で、互いの価値を高め合うことができる環境を選びましょう。

また、コワーキングスペースは、写真では最適に見えても、実際に空間を見る前に決定を急いではいけません。施設を見学して、可能ならば一日か二日か、スペースを試して利用してみるのがおすすめです。訪問時には、内部空間だけではなく立地条件や住所も確認しましょう。そのロケーションは、ビジネスに有益か、潜在的なパートナー・メンターや業界のリーダーに近いところか、などをポイントにチェックしましょう。要は、ビジネスに利益をもたらして、企業文化をサポートするようなコアワーキングスペースを見つけることが重要です。

オフィスの選び方(5)個人がワークスペースを選ぶポイントは?

前述は、スタートアップ企業を想定したコワーキングスペース選び方でしたが、個人のリモートワーカーの場合はどうでしょうか。個人のリモートワーカーがワークスペースとしてオフィスを借りる必要はあるのでしょうか。

リモートワーカーが最適な作業場所を見つけるためには「どのような環境が自分の仕事にベストか」をまず探る必要があります。コーヒーショップなど多少の騒々しさの中に身を置く方が、集中して仕事がしやすいという人もいますし、ドアを閉めた静けさがなければ、とても作業に集中できないという人もいます。また、Wi-fiを使って記事を黙々と書く仕事なのか、いつも誰かに電話をかける仕事なのかなど、あなたの作業の種類もによっても選択するべき場所は変わってきます。
いつでもどこでも働けるリモートワーカーの利点を利用して、業務に集中している人の多いコワーキングスペースで作業をして、退屈になったら、コーヒーショップへ移動して作業を続けるなどといったことも可能です。

オフィスの選び方(6)【サービスオフィス】とは?特徴や向いている業種は?

サービスオフィスは、デスクやチェアなどのオフィス家具や電話・インターネットや電話等の通信インフラが予め備えられた個室利用できるオフィスです。レンタルオフィス・バーチャルオフィスと似ていますが、その特徴は違います。まず、サービスオフィスの特徴は、全体的にサービスのクオリティが高いという点です。

サービスオフィスの特徴【メリット】

  • 初期費用が削減できる
  • 法人登記が可能
  • 立地が良い
  • 個室オフィスでプライバシーが守られる
  • 各種オフィスサービスが充実・クオリティも高い
  • オフィスの内装に高級感がある

サービスオフィスの特徴【デメリット】

  • 自社オフィスに比べて信用度は低い
  • 大きなスペースや在庫を必要とする業種には向いていない
  • サービスオフィス事業者が廃業する可能性がある
  • 料金が割高の場合も

サービスオフィス利用に向いている業種は?

オフィス用品など基本的な設備が揃っている点は、レンタルオフィスでもサービスオフィスでも同じことが言えますが、サービスオフィスは外観やエントランス・オフィスの内装など、高級感を与える作りとなっているのが特徴です。来客が多い場合やクライアントから信頼を得たい企業に向いています。実際にサービスオフィスを利用されている方の中にはフリーランスや週末起業家もたくさんいますが、このほかにも弁護士、司法書士、会計士など士業関係の方々が多く利用されているようです。

サービスオフィスの選び方

利用者側も値段相場的には明らかに高い価格帯のサービスオフィスを利用する目的の一つとして、クライアント対応能力および品質であるケースが多く、そのため来客対応力もサービスオフィス提供側には強く求められる要素です。それは実際に訪問してくるクライアントが多いことを意味しています。業務を行うための実用性ももちろん大切なポイントですが、それ以外にも見た目の印象や信頼性を得られる立地であるかどうかも選ぶうえでは欠かせない基準となってきます。

特に一流企業を相手にビジネスを行う場合にはしっかりとはじめの商談から良い印象を与えて取引をスムーズに進めていきたいところです。一方で、名前だけで判断するには難しい要素が差別化のポイントとなっているため、利用を検討中の場合には実際に足を運んで、その「クオリティ」を実感した上での利用が望ましいといえます。

立地によってはIT関係の業種に偏ったり、フリーランスだらけということもありますので、どのようなお仕事であれ、まずはサービスオフィスを直接訪問し、また可能であれば複数回の訪問を行って利用者の雰囲気なども含めた確認をおすすめします。

オフィスの選び方(7)【SOHO】とは?特徴や選び方を解説!

SOHOとは「Small Office/Home Office」の略称です。簡単には小規模なオフィスや自宅を兼ねた事務所をSOHOと呼びます。少人数企業やスタートアップ企業におすすめです。意外かもしれませんが、物件を探す場合、SOHOと通常の事務所を探すのは全く別です。SOHO物件と事務所物件には契約上で大きな違いがあることを覚えておきましょう。

SOHOオフィスの選び方と注意点

SOHOと賃貸事務所の違いは、使用形態の違いです。賃貸の際にかわす契約書をよく見てみてください。使用形態の欄が「住居」となっているか「事務所」となっているかで扱いが変わります。SOHOはあくまで住居として契約することになるため、契約は住居契約です。一方で事務所を借りた場合は事務所契約となります。
SOHOで住居契約をした場合、物件を店舗として使うことはできませんので注意しましょう。例えば、看板を出すことや法人登記をすることは住居契約では制限されています。一方で事務所契約の場合は、あくまで職場なので寝泊まりして24時間使うようなことは推奨されていません。さらに税法上も扱いが違います。SOHOマンションであれば、賃料に消費税がかかりませんが事務所であれば消費税がかかります。

SOHOマンションと事務所可マンションの違いは?

SOHO可と事務所可の物件は契約上の違い以外に、いくつかの相違点があります。SOHO可のマンションは居住するための借りる物件、そこで暮らすことが前提となります。そのため暮らすために必要となるお風呂やキッチンなどが設備として付属しています。SOHOマンションの場合は、住宅として使っている人も多いので周囲の雰囲気も住宅地と変わらないことも多いでしょう。マンションが商業地域から離れていることもあります。

事務所可のマンションは比較的古い分譲マンションを個人所有しているマンションが多いのが特徴です。仕様は事務所向けとなっているため、お風呂は使えなくなっているケースが多いです。
SOHO可のマンションは自宅兼用で利用できるため初期費用を抑えられるメリットがあります。しかし、その一方でプライベートの確保や使い勝手の点では少なからず悩むこともあるでしょう。SOHO可マンションを借りるときは、住宅としての住み心地と仕事をする上での使い勝手両方を考えて選ぶようにしましょう。

仕事がしやすいSOHOの選び方

SOHO物件を探すときには、事業によって適した部屋は違います。来客が多いのであれば駅近やわかりやすい場所がおすすめです。商業施設や銀行の近くは仕事上で便利なことが多いでしょうし、書類の送付が多くあるのであれば郵便局の近くが便利など、それぞれ条件が違います。SOHOに向いた部屋を探すときは、やみくもに物件を見るのではなく、まず職場に求める条件をリストアップしておきましょう。

オフィスの選び方(8)【賃貸オフィス】の特徴と向いている企業

賃貸オフィスや貸事務所は、同じ賃料で面積が広く借りれますので、在庫がある会社や来客があまりなく、スタッフの執務スペースを広めにとって開放的に仕事したい企業に向いています。会社規模の人数が10人を超えてくると、レンタルオフィスやシェアオフィスよりも、賃貸オフィス・貸事務所の方が向いてきますので、会社が成長してきたら借りることを検討していきましょう。

賃貸オフィスの上手な選び方は?

賃貸オフィスは、都心を中心に数多くの物件があります。そのため、どの物件を選んだら良いのか、選択肢が多すぎて迷うこともあるようです。良質な物件を選ぶためのポイントとして、どのエリアにオフィスを開設または移転するのが良いのか、まずはじっくりと時間をかけて検討すると良いでしょう。賃貸オフィスは、複数の企業や事業所、店舗などが密集している環境のため、中には競合する会社や事業所が入居している場合もあります。
お気に入りの賃貸オフィスの物件が見つかったら、そのビルの中にどんな企業や事業所、お店が入居しているのか、調べておくと良いでしょう。

賃貸オフィス・貸事務所の【メリット】

賃貸オフィス・貸事務所は、自社で独占できる専有スペースをオフィスとして借りられます。自由度が高く、内装や家具のレイアウトも自由に変更できます。 また、業務内容や業種に合った物件を選ぶことも可能になります。他の形態よりも信用度が高いところも大きなメリットです。またオフィス立地も自由に選ぶことが可能です。会社のイメージに考慮し、社員が良い環境で働けるような立地がベストです。

賃貸オフィス・貸事務所の【デメリット】

一般的に賃貸オフィスや貸事務所を運営していくには、

  • 毎月の家賃
  • 光熱費
  • 固定電話・FAX回線代
  • インターネット通信回線費
  • 設備維持費

など多額のランニングコストがかかります。会社の売上や規模に対して無理のないように選ぶことが大切です。

オフィスの選び方とポイントまとめ

様々なオフィスの形態について、ご紹介してきました。長々と解説してきましたが、失敗しないオフィスの選び方のポイントは、大きく以下の3つです。

  1. 取り扱っている「オフィスサービス」をよく確認する
  2. 「ムダなコストを払わずに利用できるか」をよく確認する
  3. 会社の成長やビジネスのレベルに合わせてオフィスをステップアップする

また、オフィスを選ぶ際には自分が使いたいオフィスを選ぶだけではなく、お客様や取引先・社員のことも考え「ビジネスのレベルに合っているか」「不自然さはないか」「使いやすいか」といった視点をもって探していきましょう。

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