関電不動産開発株式会社事業運営グループ 推進二チーム 井上 直人 様 | 株式会社 日商保  

関電不動産開発株式会社
事業運営グループ 推進二チーム 井上 直人 様

審査をしっかりとしていただけるので、セカンドオピニオンとしても非常に助かっております

関西を拠点として住居・オフィスなど幅広くビルの企画・運営を行う『関電不動産開発株式会社』。
『関西電力株式会社』のグループ会社として不動産事業を展開しており近年は首都圏の開発にも注力している。
今回、不動産オーナーの立場から見るマーケット動向や当社の『敷金半額くん』についてお話を伺った 。

Q:御社の沿革と現在のお取り組みについてお聞かせください。

『関西電力株式会社』のグループ会社で不動産事業を展開しております。

大阪を中心に事業展開しているのですが、昨今は首都圏にも幅を広げ
分譲マンション『CIELIA(シエリア)』の開発・販売、
オフィス等商業ビルの開発・賃貸業などを行っています。

現在赤坂や南麻布などにビルを構えており、
2022年5月には京橋に『関電不動産八重洲ビル』が竣工予定です。


Q:御社では不動産事業の他にも、緑化事業やミネラルウォーター事業なども展開されていますね。

ミネラルウォーター事業は関西電力株式会社が昭和31年に黒部ダムを建設したことにきっかけがあります。

トンネル掘削時に後立山連峰の雪解け水をルーツとする湧水と遭遇し、
その水質が不純物を含まず透明度の高い大変優れたものであったことから
ミネラルウォーターの販売事業が始まりました。

また緑化事業も同様に、エネルギー関連の企業グループということから環境に配慮した事業を展開しています。
『グランドカバープランツ』という管理しやすく早期に緑化できる約2,000種類の植物を活用し、
ビル周辺、壁面、屋上などを緑化し、都市部のヒートアイランド現象や地球温暖化の改善に
貢献できるよう取り組んでいます。

オフィスビルの分野ではこの『グリーンソリューション事業』に力を入れており、
グリーンソリューショングループと連携して取り組んでいます。


Q:ビルの開発だけではなく、グループ全体で環境との調和も考えられているのですね!
御社の不動産事業の直近のお取り組みについてもお聞かせください

先ほどお話した京橋の『関電不動産八重洲ビル』が直近では大きなプロジェクトになっており、
人に優しく、エネルギーコスト削減を叶える仕組み作りに力を入れています。

ビル内に人感センサーを多数設置し、空調・照明システムが自動で制御され、
常に理想的な温度、湿度や照度が保たれるようになっています。
また、人の滞在・不在に合わせて空調や照明が自動的に調節されることで、
無駄なエネルギーコストを削減できるようになっています。

こういった効率的な省エネ設備により、
当ビルは「年間一次エネルギー消費量を50%以上削減した建築物」だけに与えられる
『ZEB ready(Net Zero Energy Building/ゼブレディ)』認証を取得いたしました。

またもう一つの特徴として一般的な「給湯室」ではなく、
もっとオープンなコミュニケーションが取れるカフェのようなスペース
『オフィスキッチン&テラス』を設けていることも挙げられます。
お洒落で開放的なスペースで会話が弾み、コミュニケーションがより活発化することを目指しています。

電力会社のグループ会社であることを強みに、その技術を活用しながら展開しています。


Q:自然や働く環境に配慮した素晴らしいお取り組みですね。
御社の事業について今後の展望などお聞かせください。

引き続き首都圏での開発にも力を入れていき、ビルや住宅の数を増やしていきながら、
弊社が強みとしているお客さまに寄り添った商品企画を活かし、
早期に国内トップ10の不動産デベロッパーを目指します。

Q:今後、ますます都内で御社のビルを目にする機会が増えていきますね!
直近のマーケットについてもお話を伺いたいのですが、コロナ禍の影響はありますでしょうか?

コロナが始まって2年くらい経ちますが、オフィスビルのマーケットは活性化してきています。

担当している物件では拡張移転の話も多い一方、
様々な要因で退去されるという話もあるので「二極化している」というのが最近の印象です。


Q:それはコロナが流行り始めの先行きが不安な時期と比べて、
足元では拡張のお話も入ってくるようになったということでしょうか?

仰る通りです。
また、縮小移転でもグレードアップしての縮小というパターンが多いですね。

オフィス面積はこれまでより小さくするけれども、
その分、立地や内装のグレードを上げるという移転になっており、
「ネガティブな縮小」というよりは「ポジティブに縮小する」といったものが多い印象です。

働き方など見直した結果、
「面積がいらない分、坪単価を上げてより働きやすいオフィスに行こう」
と考える企業さんが多いようです。


Q:賃料を下げるための縮小ではなく、「小さくする分ちょっと良いところに」ということですよね。
エリアでの違いはありますでしょうか?

明確なエリアごとの違いとなると難しいですが、
印象として港区あたりはまだまだ下火かなという気がしています。

一方で渋谷や新宿あたりはかなり賑わっているということを聞くので、
エリアによって競争力が分かれ始めているのではないでしょうか。


Q:リーシングの観点だと、昨今の変化など感じられることはありますか?

みなさんやはり初期費用の部分を気にされていて、
入居工事にかける費用を少なくするなどして、できるだけ本業の資金に充てたいという方が多いですね。

企業のオフィスに関する費用の考え方はかなり変わって来ていると思いますので、
ニーズに合わせたリーシングをしなければと考えています。
当社でもそういったニーズに応えられるよう、フレキシブルオフィス開発の議論も盛んに行われています。


Q:弊社の『敷金半額くん』についての印象はいかがでしょうか?

かなりシンプルでわかりやすいですよね。

御社のサービスを初めて使わせていただいた際、内容のご説明をしていただきましたが、
家賃保証や敷金保証に馴染みのなかった私でもすぐに理解することができました。


Q:ありがとうございます!
ちなみに弊社サービスをお使いいただいたとき御社内の反応はいかがでしょうか?

以前は保証会社を使うことを敬遠している人も多かったのですが、
その抵抗感は減っているように思います。

なにより御社は審査をしっかりとしていただけるので、セカンドオピニオンとしても非常に助かっております。
弊社の審査基準と併せて御社を通すことで、より精度の高い与信審査をすることが可能になります。


Q:弊社の保証は審査が1つの強みであり、一定の審査基準で財務面の健全性が高いと判断した企業さんにだけサービスをご提供していますので、その審査をご評価いただけているのは大変嬉しいです。

ちなみにオーナー様の立場からすると、敷金を預からないことに関して若干の不安がある方もいらっしゃるかと思いますが、そのあたりはいかがでしょうか?

弊社内でもまだ多少不安を感じる人もいるかなという気はしますが、
弊社内での活用事例が増え、御社サービスを社内で説明する機会も増えたことで
納得感が得られてきている感じはありますね。


Q:実際に敷金を下げてリーシングをしてみた実感はいかがでしょうか?

『敷金半額くん』を利用してから物件への問い合わせの数が増えたと思います。

また実際にお問い合わせをいただいた方から「『敷金半額くん』のサービスは使えるんですか」や、
「敷金って減らせるんですか」と聞かれることも増えましたね。


Q:こういったご時世なので弊社サービスをどんどん利用していただいてリーシングにご活用いただければと思います!
最後に、今後弊社サービス及び日商保に期待することをコメントいただけますと幸いです。

まだ保証会社を使うことへの抵抗感がある企業様が多いため、
その心理的なハードルを下げて安心感を与えるような情報発信などに力を入れていただけたらと思います。

企業様から敷金の減額について問い合わせをいただくことは非常に多いんですが
「保証会社を利用することで敷金を減らせます」という説明をしたときに
「保証会社なんかつけない」と仰る方がたまにいらっしゃいます。
入居する企業側からすると、保証に対してネガティブなイメージが少なからずあるのかなと感じます。

「敷金は減らしたいけど保証の利用には抵抗がある」というような方に対して、
この「お客様の声」のように抵抗感がなくなったり、使いやすくなるような情報発信と
ぜひサービスの認知度を上げていただきたいなと思います。

「入居企業様から見た“保証”に対してのイメージ」と、
弊社のサービスが「優良企業が成長のために資金を有効に活用できるサービス」であることの違い、
弊社もよりPRしていかないといけないですね!貴重なご意見をいただき、ありがたい限りです。
本日はありがとうございました!

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