グランバーガーダイヤモンズジャパン株式会社
サイモン・グランバーガー氏

イニシャルコストで考えていた費用を別の形で利用できたのは大きかったですね。

ベルギー国王からレオパルド2世シュバリエ勲章を受章するなど、
ダイヤモンドの加工技術・品質において世界的な評価を集める同社。
グランバーガー家3代目として、2013年より日本支社長として活躍する
サイモン・グランバーガー氏に今後の事業展開を伺った。

創業73年目  ベルギー王室からも認められているダイヤモンドの品質

Q:貴社の事業内容についてお聞かせください。

私共は1945年創業のベルギーのダイヤモンド会社です。
創業から73年目、日本支社は2013年から、今年で6年目になります。事業内容はダイヤモンドの製造を本社でしており、製造したダイヤモンドの日本市場へのご紹介や販売、小さいサイズのダイヤモンドの研磨がメインとなります。


Q:競合他社との違いや差別化しているポイントがあれば教えてください。

私共の商品は僭越ながら恐らく世界で一番綺麗なダイヤモンドだと自負しております。
小さいサイズで一番綺麗なダイヤモンドを研磨している会社というところを評価いただいておりますね。

ダイヤモンドの卸売りをしている会社やダイヤモンドの研磨をしている会社が競合他社になりますが、
日本で卸売りしている会社は、わりと問屋さんというか買い付けしたものを売る、要は製造してないんですね。

私どもは製造からしておりますから、より上流から取り組みができる会社というのが違いです。
また、先ほどもお伝えしました品質という点で、他社と差別化を図っております。

日本の大手ジュエリー会社がダイヤモンドを売る際にも、グランバーガーダイヤモンズがカットしたダイヤモンドですよという証明書が付きます。
この素晴らしいカットはグランバーガーダイヤモンズがしている=「グランバーガーダイヤモンズは凄い」
というブランディングができており、結果として他社との違いが出てきています。


今後も日本の高い技術の職人とコラボレーションしていきたい

Q:今後の将来展望や事業計画についてはどうお考えでしょうか?

会社としてはもちろんこのクオリティを保って最高品質な物をお客様に届け続けたいというのが第一です。
今はダイヤモンドを製造、研磨・カットして売っていますが、ダイヤモンドを使ったジュエリーを作ったりなど、
事業の多様化にもチャレンジしていきたいと思っています。

また、色んな会社とのコラボレーションも継続していきたいと考えています。
京都の老舗の扇子の会社や、石川県で数百年続く漆の会社とのコラボレーションで、扇子や漆箱の中にダイヤモンドを埋め込んだ商品を作っています。
他にも、弊社でデザインしたティアラの販売や高級眼鏡屋さんとのコラボで3,000万円する眼鏡も制作しております。

コラボレーションの目的としては、ダイヤモンドをカットして販売するだけの会社というイメージからの脱却や、
会社のダイナミズムを保っていきたいと考えておりまして、日本のクラフトマンシップでかつ、
クオリティの高いアーティストさんとコラボさせていただいていますね。


ブランディングにあった物件が見つかった

Q:いま入居されているオフィスをお選びになった理由は何でしょうか?

今回、居抜き物件なのですが、大きさも内装も凄く良かったというのもあります。
また、グランバーガーダイヤモンズの考えるブランディングを考えたときに、虎ノ門は六本木にも近く、
考えているブランドイメージに近い土地だというのがあります。

先程の私共の会社案内と少し関わってはくるんですが、ジュエリー業界ってわりと上野、御徒町に
沢山オフィスがありますので、御徒町まで日比谷線で1本行けるのも魅力でした。


Q:弊社のサービスは仲介会社からお聞きされたとのことですが、弊社のサービス「移得」を聞いてどう思われましたでしょうか?

率直に申し上げると「敷金も1カ月で原状回復費も無料ってそんな抜け道のようなサービスがあるのか」と
非常に魅力的に感じました。ただ、家賃が上がるということでそこに難色を示したところは正直あるんですが、
しっかりと紐解き、長期的な目で考えると必ずペイ出来るだろうということが直ぐに分かりました。
弊社にとって非常に利があるサービスをご提供頂いたと理解しています。

イニシャルはそれなりに覚悟してたので、プールしていた資金はありましたが、
そのお金を別に回すことができたので非常に助かりました。
ジュエリーへの投資だったりとか、運転資金として使っています。


移得はメリットだらけ。出ていくお金を抑えることができる

Q:今回、居抜きでのご入居でしたが、どのように感じられましたか?

綺麗でしたし、デザイナーズで凄くいいと思いましたね。
一から作るのを考えれば、これだけの内装をしているところに最初に入れるということはとても良かったです。
天井だけ黒なので暗く感じるのではと思ったのですが、いつでも白く塗ればいいと。


Q:移転を検討している方にアドバイスがあればお願いいたします。

(「移得」は)メリットだらけだったなという風に感じております。
移転は必ず何かしら要因があると思うんです。規模拡大だったりとか、またその逆だったりとか。

どちらにしてもそれなりのお金が動くことなので、それをなるべく抑えられるというのは何処の会社もそこは有り難い話なんです。イニシャルコストの削減もそうですし、出ていくときに(原状回復費が)足枷にならないというのは非常にメリットです。

夢は自社ビルですので、将来的にはどこかのタイミングで出ていくつもりですが、
そういった将来を考えながら移転を検討されると良いと思います。
また、イニシャルコストで考えていた費用を別の形で利用できたのも大きかったですね。

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