株式会社アーシャルデザイン
代表取締役CEO 小園 翔太 様

“浮いた資金でこだわったオフィス空間で優秀な人材が増え、事業も加速した”

「スポーツ」×「他産業」の掛け算のもと、
スポーツ事業を提供する『株式会社アーシャルデザイン』

今回、事業拡大に伴う移転で「敷金フリーオフィス」に入居いただいた
経緯や感想についてお伺いしました。

今回の本社移転にあたり、仲介会社のヒトカラメディア様から「敷金フリーオフィス」を紹介され、入居を決めたポイントを教えてください

前のオフィスが手狭になってしまったことと、新国立競技場をはじめ、野球場やラグビー場、
体育館が集まる「スポーツの聖地」である外苑前エリアで移転したいと思い、
ヒトカラメディアさんに相談をしたところ、今のオフィスを紹介していただきました。

日商保を使えば、敷金0円で入居できると紹介され、最初は絶対嘘だと思いました(笑)。
大きな資金調達はしていなかったので、 敷金を払わなくて良いのであれば
その分で投資したいところが沢山あったので本当にありがたいなと思い、敷金フリーオフィスへの入居を決めました。

移転のために調達した資金の多くが敷金として眠ってしまうというのはよく耳にしますが、
ここの賃料が400万円ぐらいなので、仮に敷金が6カ月分だと2,400万円、MAX12か月だと4,800万円
かなりの額になるので、それなら内装費用に使いたいですよね。

「敷金0円」で入居いただき、浮いた資金はどのように活用されましたか?

内装費用として活用しました。

この内装費用がトータルで4,000万円ぐらいだったんですが、
浮いた資金が3,500万円弱だったのでほぼカバーできました。
これでもかなり削ったんですが、それでも費用はかなり高かったので
そこに充てられたのは非常にありがたかったです。

今のオフィスデザインですが、当時コロナの影響で仕事がリモートで完結してしまう状況下で
オフィスに来る意味はなんだろうと考えた時、オフィスは働く場所以上にコミュニケーションの取りやすさや、
集まった時に会話が生まれるような空間がいいんだろうなと思いました。

そんな時にキャンプで友人らと焚き火を囲んで普段しないような話をしたのがきっかけで、
何かしらのパワーがあると感じ、「キャンプ」をコンセプトとしてデザインしようと決めました。

内装へのこだわりは、採用にプラスの作用を生み出していて、
優秀な人材が入ってきてくれて、事業も加速するというサイクルが間違いなく生まれています。

事業内容を教えてください

弊社は、大きく3つの事業を展開しており、1つ目が元アスリートの方や体育会学生を対象にビジネス教育をして、
企業に人材紹介する『アスリートエージェント』というサービスです。

2つ目が売上の8割を占めるメイン事業で、元々スポーツをやっていた方達を弊社で雇用し、
プログラミング教育をしたのちにITエンジニアとして企業の開発PJにスキルシェアする
アスリートエージェントテック』です。

3つ目が、昨年立ち上げた『アスリートボックス』です。
主にアスリートやスポーツトレーナーのシェアリングという形で部活指導員の派遣をしております。
現在、教員の過重労働が問題になっており、部活指導員を民間に委託する流れがある中で、
部活指導員を派遣できる企業は日本にほとんどないんですが、ご縁があって昨年より本サービスの提供を始めました。

おかげさまで、『アスリートエージェント』は年間約20,000名に登録いただいております。
また、『アスリートエージェントテック』は年間約8,000名程度の応募をいただいております。

起業のきっかけを教えてください

元々プロテニス選手を目指していたのですが目を悪くしてしまい、その道が絶たれてしまったことで、
スポーツのビジネスやアスリートのセカンドキャリアに興味を持ちました。

新卒で入った会社が3ヶ月で倒産してしまい、次の仕事を探すため検索していたところ
「未経験でも大丈夫、職業紹介します」といったサイトが沢山出てきて、
そこで人材ビジネスとアスリートのキャリア支援を掛け算である『アスリートエージェント』の構想が生まれました

4年ほど人材会社で経験を積み、その会社で新規事業として進めようとしたのですが難しかった為、
同じような事業を展開している会社に転職を考えたのですが見当たらず、
最後の選択肢で起業しかないと思い独立したのが26歳の時です。

アスリートエージェントテック事業を構想したのは独立してから2年後くらいです。
当時「某Jクラブ」の選手達のキャリア支援をしていましたが、
将来のキャリアが不安だけど何をしていいか分からない」という選手が多くいました。
そこで練習の空き時間でプログラミング研修を始めたところ、
3ヶ月くらいでサイト制作できるようになった選手などが出てきました。

登録者の適正検査の結果を見てみたところ、営業職の次にITエンジニアが適正と出ており、
実はスポーツ選手はITエンジニアに向いているのかもしれないと思いました。

そのタイミングでは手間や知識不足から事業展開が難しかったのですが、2020年頃に会社の戦略を上場路線に変え
大きなマーケットを目指すために今の『アスリートエージェントテック』の展開を決めました。
コロナ真っ只中だったので周りは大反対でしたが、融資でなんとか資金を集めて事業を始めました。
マーケットの後押しもあって順調に事業が拡大し、今回移転したオフィスに入れる規模になりました。

御社の強みを教えてください

競合他社はあまりなく、アスリート人材に特化してITエンジニアを派遣しているのは国内で弊社だけです。

IT人材を教育して派遣する企業はありますが、根本的なスタンスに違いがあり、
弊社は他のコンテンツにない“スポーツの価値”をどのように社会に伝えていくかを重視しております。
人材の面からアスリートとしての価値を上げていくことで、おのずとスポーツの価値も上げることができる
という考えを軸に事業展開しているのが、他社との違いだと思います。

「敷金」について、どうお考えでしたか

敷金は個人の自宅含め、預けるのが当たり前だと思っていました。
誰が作ったのか分からないですが、よくわからない文化だなと(笑)。
あと、結構地域格差があるイメージです。

最初にオフィス移転した時は、賃料の6ヶ月分が必要だったので「なんでそんな払うんだ」と思いました。

やっぱりスタートアップ・ベンチャー企業だと、常に投資したいはずなので、
敷金として資金を寝かせてしまうのってすごくもったいないですね。
このサービスを使えば数百万から数千万円が浮くので、
浮いた資金を広告費や開発費、人件費、採用費に回したいですよね。

敷金0円サービスを検討されている皆様にコメントをください!

自分たちのお金だけど使えないっていう謎の資金が「敷金」だと思っています。

もちろんオーナーさんを安心させるための担保としての資金だとは理解していますが、
とはいえ事業成長させていかなくてはいけないのが企業なので、
動かせる資金が1円でも多くあった方がいいっていう意味では、使えるのであれば、
このサービスを使った方がいいと思います。

浮いた資金を働く場所以上の価値を生み出す素敵な空間づくりに活用いただけたこと、
大変嬉しく思います!
本日はありがとうございました!

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