安田善次郎氏に学ぶ経営について

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最近、いろいろと今後の経営方針含め考えることがあり、以前読んだ安田財閥の創設者である安田善次郎氏が著者となっている「富之礎」という本を読み返しました。再読してもさすが安田財閥を一代で築き上げただけあり、当時言われていることは、現代でも通じていると思いました。私の基本軸にもありますが、原理原則はどの時代でも不変であるということだと実感しました。

例えば、安田善次郎氏いわく、銀行が融資することについてお話しておりますが、経営者や事業を見てそれも徹底的に調べ、検討して融資すべきで、担保をとって融資するものではないと記述されておりました。これは現在でも担保価値で融資するのではなく、昨今金融庁が銀行に対して指摘するように、その事業を見て融資の可否を決めるように指導しております。
また安田善次郎氏いわく、融資するにしても人間は神様ではないので、将来についてだれもがわからない。ゆえに、その事業やその事業を行っている社長などをよく見て融資することが大切だと述べられておりました。

当時(明治時代)、日本が資本主義社会の仲間入りをする中で、銀行業という新しい事業が開始されたわけですが、驚きとして、その時代から担保主義による融資が結構多かったと推察でき、現在とも変わらないと思いました。そのような風潮はよろしくないと安田善次郎氏はお話されたかったと思います。

実際に、安田善次郎氏は浅野セメントなどのグループを持つ浅野財閥を創設しました浅野総一郎氏に、かなりの金額の融資をされているのは周知の事実だと思います。また、安田善次郎氏いわく、人材についても述べられておりまして、ずばり、人の長所を見つけ伸ばしてやることだとおっしゃっております。
人の足りないことや良くないことは、見つけやすく、指摘や注意はできますが、むしろその人の長所を見つけ、伸ばすように仕事をしてもらうことで、自信をつけ、さらに成長してもらうことが大切だと私は解釈いたしました。

偉業を成し遂げた経営者は、いろいろな困難も克服し、経験もされておりますので、人生の指針として参考することも一考かと思います。