株式会社ボーンレックス
代表取締役 室岡 拓也 様

浮いたコストでプラスに働く部分があるのであれば、絶対に使うべきだと思います。

ボーンレックスは新規事業立ち上げ支援を事業とする会社です。
事業プランニングから資金調達、営業支援、プロモーション、開発など一括の支援体制を売りにしています。
多くの創業支援を手掛け、大手の新規事業立ち上げからも声がかかる、知る人ぞ知る評価の高い会社の一つ。
そんなボーンレックスが保育園事業に参入するということでお話を聞かせていただきました。

Q:事業内容をお聞かせいただけますでしょうか?

私たちの会社では、「自分の人生を生きる」ことを可能とする環境を提供することをテーマとしております。
一度しかない人生、最大限幸せな人生にするためには必要なことは何か。私たちはそれを「わくわくする心」と「経済的にそれを可能にさせる環境」、また「時間的にそれを可能にする環境」だと考えています。

多くの場合、これらを可能にするためには挑戦を伴います。
私たちは、わくわくする心を実現させるために、挑戦したいと考えている人々・会社を「環境提供」という形を通して支援していこうと考えております。

具体的には、マインドセットと実践の支援に大きく分けており、マインドセットでは研修やセミナーを、また実践では、事業立ち上げの実務支援や、新規の事業立ち上げを代行する事業を提供しております。


Q:ボーンレックスという社名もそれを表現しているのでしょうか?

そうですね。「生まれる(Born)」+「ティラノサウルス(Rex)」を組み合わせたものになります。
生まれたばかりの想い・チーム・アイデア・技術をティラノサウルスのような強靭なものにしていこう、それをお手伝いしましょうという意味があります。


創業経験者だからこそできるアドバイスがある

Q:選ばれている秘訣はなんでしょうか?

2つあると思っています。
1つ目は、新規事業立ち上げ経験者としての視点から、実践的なアドバイスができること。自ら新規事業を立ち上げたことがあるという点は、非常に多くのお客様に評価をいただいております。

2つ目は、アドバイスや提案だけでなく、実務の支援も行っていること。アドバイスや提案を受けても、実際に最後までやりきれる人は実はほんのわずかで、ほとんどの人は、できない部分があるとそこで立ち止まってしまいます。

そこで私たちは「難しいと感じる部分はどこですか」「それなら、まずはこの部分をやりましょう」、「他にできないところはありますか?」というような、コミュニケーションをしっかりとりながら、一緒に解決していきます。

「資金が足りないなら調達からスタートしましょう。この事業の場合ですとこんな補助金があります。
補助金の審査に通るのが不安であれば、一緒に書類を作成しましょう。この補助金を含めた予算で中身を決めていきましょう」といった具合です。
立ち上げの時はどうしてもお金がない状況からのスタートとなりますので、泥臭く細かくやっていくのがポイントになります。弊社の特に得意な分野ですね。

資金調達の分野に限らず、立ち上げに関する全ての分野に対して、お客様自身だけで解決できない部分は、私たちや弊社のパートナーが代行することで、立ち止まってしまうことを防ぎます。

また、その部分の時間が浮くことで、お客様自身が得意な分野に時間を使うことが可能です。
結果、スピーディかつ質の高い新規事業を立ち上げることができるのです。


Q:メインのお客様の層はどういった企業なのでしょうか?

ベンチャーや中小企業様からのご発注が多いですが、大手企業様からのご発注も最近は多くなりました。
現在の実績は、ベンチャーや中小企業様が130社ほど、大手企業様が30社ほどになります。


Q:多くの企業様と仕事をされているな。というイメージがありますが、どのように受注されているのでしょうか?

過去ご発注頂きましたお客様からのご紹介や、セミナーやイベントでの登壇や交流会等の際にご相談いただくことが多いです。


Q:ベンチャー企業がサービスを立ち上げる前にもサポートをしていると伺いました。

はい、ボーンレックスピッチというイベントを毎週開催しています。
これは、新しく事業を立ち上げたい人が登壇者で、我々は彼らのメンターとなるイベントです。登壇できるのはサービスリリース前の人に限定しています。

登壇者には自らの事業内容を説明頂き、我々メンターはその事業がより強いものとなるように、厳しくも温かいアドバイスやコメントをしています。登壇者には宿題が与えられ、何度でも登壇いただくことが可能です。(一日につき登壇者は上限5名まで)

また、スタートアップスクールというスクーリングも開催しており、こちらでは新規事業立ち上げの際に役立つ知識の習得が可能です。1回につき30名〜60名くらいにご参加いただいています。


「どうやれば幸せになれるか」「やりたいことは何なのか」それを考えていく。

Q:今後の事業計画をお聞かせください。

現在は新規事業立ち上げをメイン事業として行っていますが、もともと新規事業立ち上げをする会社を創りたかったわけではありません。冒頭で申し上げた通り「自分の人生を生きる」ことを可能とする環境提供がテーマの会社です。

幸せ=わくわくする「心」×経済的自由度×時間的自由度

この方程式に沿って、幸せを3つのファクターから考えると、「心」の部分を支援する事業がまだありませんでした。
よって、今後はこの「心」の部分に焦点を当てるため、先月ボーンレックスチャレンジというグループ会社を立ち上げ、まずはサロン事業を開始します。ここは、起業したい人やベンチャー起業などは関係なく、学生でも社会人でも参加可能で「自分の人生を生きる心を創る」方法をサロンで学んでいただきます。

多くの人が夢や理想を描きながら、それを諦めて生きることを選択してしまっています。
そんな現状を打破し「自分の力で方向を決め、人生を歩いていく」ため方法を学んだうえで、その夢を実現するために動いてきます。起業という道かもしれないし、転職という道かもしれないし、もしかしたら今働いている企業で実践できることかもしれない。そのようなことを、改めて実感、再度認識して頂きます。

もちろん、学んだ結果、起業という形が最適となれば、現在の弊社のサービスを利用して頂いて、経済的自由度や時間的自由度も高めることができますし、他の形が最適となれば、それに沿った支援ができるような環境を準備するつもりです。これが弊社の新しいサービスとなります。


(自分が)やりたいことを考えることができる教育を

Q:保育園事業をスタートするとのことですが?

起業家やベンチャー企業で働く方々を支援したいとの思いから立ち上がりました。
創業間もない会社は社会保険が完備されていないことも往々にしてあり、このことは、保育所入所の際の選考基準となる指数が低くなる原因となり、認可保育所を利用することが難しくなります。

女性起業家がこのような状況に陥ってしまった場合、その会社はどうなるでしょうか。
保育所に入れず、会社が解散となってしまった場合、従業員も路頭に迷ってしまうことになりかねません。これが一番初めに考えたストーリーです。
そこからさらに、弊社がなぜやるのかを深堀りしていきました。

ボーンレックスチャレンジのサロン事業で申し上げた通り「自分の人生を生きる」ためには、大人には必要な要素が多く、難しいことが多いです。けれど、子供のうちからそのことについて学べる環境を提供しマインドセットができれば、その子は大人になっても「自分の人生を生きる」ことが容易に可能になると思います。

起業家やベンチャー企業の助けだけでなく「自分の人生を生きる」ことができる子を育てる、そういった保育園を作りたいと考えています。将来的には、小学校や中学校にもこの考え方を広げていきたいです。


Q:弊社を知ったきっかけは何でしょうか?

不動産サービスを考えていた際に、見つけたことがきっかけです。
不動産を借りるときにかかってしまう大きなキャッシュをリースにする案を考えたのですが、検索してみたところ、類似したサービスをすでに提供していたのが、日商保でした。

最初は業務提携という話でお付き合いがスタートしたのですが、まずは弊社でこのサービスを利用させていただくことになりました。


Q:「敷金半額くん」で浮いたイニシャルコストは何に使われたのでしょうか?

保育園の内装費に使いました。
新規事業で初期費用が多くかかるため助かりました。浮いたコストでプラスに働く部分があるのであれば、サービスは絶対に使うべきだと思います。


浮いたコストで何がプラスになるかを考えれば、サービスを絶対に使うべき

Q:最後に一言お願いします。

『敷金半額くん』は絶対に使うべきですね。
起業する人にとってはキャッシュフローがとても重要です。PLよりも重要です。
それは、お金が有ろうがなかろうが関係なく、です。

サービス利用料が無駄だと思うのは、PLだけ見ている人の発想だと思います。
保証されている、その金額は毎年発生してしまいますが、浮いた分のお金を使って何をできるか、プラスにすることを考えられる経営者は無条件で使ったほうがいいと思います。

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