株式会社ダブルクロップ
代表取締役 五十嵐 利幸 様
事業を進めていく上でやはりキャッシュフローは大事ですので、非常に助かりました。
ダブルクロップは渋谷に本社を構えるソフトウェア開発企業。
同社は今回、日商保といちごオフィスリート投資法人の共同開発商品『トリプルゼロ』の対象物件に本社移転した。
初めての本社移転に『トリプルゼロ』オフィスを選んだ同社に、その理由をお聞きした。
Q:御社の事業内容について教えていただけますでしょうか?
ソフトウェア開発事業を行なっており、いわゆるSES(システムエンジニアリングサービス)でお客様のオフィスに常駐して開発を行っています。
また、自社開発にてSES企業向けの勤怠や請求書を出力するソフトの開発や、社内のエンジニア育成のノウハウを基にした研修サービスも行っています。
Q:競合他社との違いや差別化しているポイントをお聞かせください。
当社は若いエンジニアが多いこともあり、ゲームなどのエンターテイメント系やSNSなどの比較的新しい分野での取り組みが多くなっています。エンジニアが興味を持って取り組めることが大事だと考えています。
「競合他社」と言われましたが、同じぐらいの規模の同業他社とは競合というより協力し合っていますね。
業界全体として開発会社より委託案件の方が多いため、それぞれ得意な領域の案件を紹介しあったり、分担して受託したりなど、同業他社とは協業関係になっています。
Q:今、従業員の方は何名ぐらいいらっしゃいますか?新卒採用もされていますか?
社員数は80名近くですね。あとは個人事業主の方、フリーランスの方が30名ぐらいです。
新卒採用は若干名ですが行なっています。
中途採用は20代中心に未経験の方でも、やる気や意欲がある方であれば積極的に採用しています。
Q:未経験の若いスタッフを育てる体制を作られているんですね。
そういった開発会社は多いのでしょうか?
未経験者採用は他社でも取り組まれていますが、当社のように社内講師がいたり外部に提供できる研修体制が整備できているところはなかなか無いかなと思います。
若いエンジニアが興味を持つような案件が多いことと、未経験者でも育成できる体制があることは当社の特徴かもしれませんね。
Q:今後の事業計画や将来展望についてお聞かせください 。
例えば、目標の売上がいくらなど設定はもちろんありますが、私としては社員が独立するとか、別の事業をやっていくとか、そうなった時にグループとしていろいろな展開ができていけばいいなと思っています。
私自身、エンジニアとしてIT業界でキャリアをスタートしましたが、飲食業にも興味があり、自分でラーメン作りの修行をして、出店したこともあります。今はランニングをやっているので、スポーツの領域に関心があり、ランニングウェアを実際にデザインして作品を作ったりしています。
そういう風に、私だけでなく社員も含めて、やりたいことを事業化したり、独立してグループで取り組んだりしていければいいなと思っています。
Q:今のオフィスを選ばれた理由は何でしょうか?
以前は松濤にあるマンションタイプのオフィスだったんですが、社員が増えたことやセキュリティ面を考慮し移転を検討しました。
エリアを渋谷の道玄坂や宇田川町の辺りと限定したこともあって物件探しは少し苦労したのですが、ちょうどここ(いちご渋谷宇田川町ビル)が空くということで内見しました。
内見した時は、御社の「トリプルゼロ」を知らず、また前のテナントさんがまだ退去される前であまり中を見られなかったのでどうしようかなと悩んでいたときに、仲介会社から「こんなサービスが使えますよ」とトリプルゼロのお話をいただきました。
※「トリプルゼロ」:いちごオフィスリート投資法人と共同開発したサービス
「敷金ゼロ」「保証料ゼロ」「原状回復費ゼロ」の3つの特典がついた物件のことです。
Q:その時は、トリプルゼロはどういう印象を持たれましたか?
「こんなサービスがあるんだ、これはいいな!」って思いました。それまでこの物件にするかちょっと悩んでいましたが、この話を聞いて考えが急にくるっと変わりましたね。
Q:『トリプルゼロ』は名前の通り、敷金なし、原状回復義務なし、保証料なしという特典がありますが、特にこのポイントが良かったとかはありましたか?
やっぱり保証金がないというのはよかったです。
当初は敷金が10カ月だったと思いますが、大きな金額になるので悩んでいました。前が住居タイプのオフィスで、そんなに敷金を預託していませんでしたので。
『トリプルゼロ』が使えると知ってからは、すぐにここにすると決め、移転に向けて進めました。
Q:本当であれば支払うはずだった10カ月分の敷金、その浮いた資金はどういったことに充てられたでしょうか?
事業資金に回すことができました。
また、本来なら発生する費用が必要なくなったという点では内装にも費用を充てられたと思います。
使いやすいオフィスにしたことと、基本的にお客様のオフィスで勤務している社員が、定期的に報告や業務で戻ってきた時に何か安らぎが感じられる共有スペースを作りました。
あと、事業柄、情報管理やセキュリティは厳重にする必要があるため、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム、企業における情報セキュリティを管理する国際基準)を取得していますが、そういった体制にもオフィス含めしっかり対応できるようにしました。
Q:先ほど採用のお話がありましたが、こちらのオフィスに変わったことで採用面の効果はありましたか?
そうですね、20代で経験が浅い方を中心に採用していますが、立地もよく、見た目も新しく綺麗なので採用の効果は感じます。移転してから20名近く採用できています。
Q:今回はトリプルゼロをご利用いただきましたが、こういった敷金減額のサービスを検討されている方に、何かアドバイスや一言あればいただけますでしょうか。
原状回復費用免除は、前のオフィスがマンションタイプだったためまだ経験がなく、退去する際にメリットを実感すると思うのですが、移転時に保証金がゼロにできるのは、 事業を進めていく上でやはりキャッシュフローは大事ですし、敷金で大きな運転資金が取られてしまうと、そのお金が生きてこないと思いますので非常に助かりました。
そういったところの価値を感じる企業にとっては使いたいサービスですね。